2010年5月12日水曜日

免疫学個人授業



週末にひいた風邪がやっと治りました。

風邪は薬ではなく自分で治すもの と昔から言われます。
「免疫学個人授業」にも、風邪を治すのは免疫系で、薬は免疫の副作用=発熱・鼻水・咳などの症状を緩和する役割とありました。

免疫とは”自己と非自己を見分ける”こと。
3種類の細胞(骨髄で作られるB細胞・胸腺で作られるT細胞・マクロファージ)が免疫系の鍵を握る。
そしてT細胞が胸腺で”自己と非自己を見分ける”能力を身につける時、90%もの細胞が脱落してアポトーシス(自殺)する。
免疫は”超システム”で自己目的的に複雑化する。その点で官僚機構も同じ。
・・・よく耳にする単語ばかりで、免疫論はポピュラーな学問だったのですね。

著者の多田富雄氏は2010年4月21日にお亡くなりになったばかりです。
その報を機に本書に触れましたが、代表作「免疫の意味論」も是非、読んでみたいと思います。
ちょっと、さくら通りには難しいかな~?

ザ グランリゾート プリンセス有馬