2017年11月4日土曜日

運慶展

運慶展 東京国立博物館
2017.11.3(金祝)18:00頃~、運慶展 (東京国立博物館)を観に行きました。

今まであちこちに出かけて観てきた仏像。
日本が世界に誇る運慶作品が集まる、またとないチャンスです。
横須賀 浄楽寺からの阿弥陀如来像など5仏像が加わったところを狙いました。
金土だけ行われている夜の開館を狙って到着しました。

奈良 興福寺北円堂の無著と世親。
最近の研究で、南円堂の四天王像は、元は北円堂にあったのではないか、と推定されています。
その仮説を基に北円堂を再現した配置で、置かれていました。
最も好きな仏像のひとつで、何度も奈良で観てきましたが、やはり圧巻でした。

伊豆 修善寺の 願成就院の毘沙門天。
こちらも最も好きな仏像のひとつで、これ以上の完成形はないと思えました。
身体の動き・表情・バランスなど、ひとつの狂いもなく完璧と思えます。

運慶デビュー作の大日如来坐像、そして、後年の大日如来坐像。
デビュー作に、新鮮な才能の芽吹きを感じます。
後年作は、ササビーズでオークションにかけられたことで有名な像です。

会場をぐるぐる5周回って観続けました。
フランス料理のメイン料理を立て続けに食べたような感覚です。
ボリューミーな満足感でいっぱいになりました。