多読術
TV”
情熱大陸”を見たり、奈良の東大寺・南大門前で出会ったり、”
松丸本舗”ではまったりして、このところマイブームな
松岡正剛氏の本を初めて読みました。
本の読み方に関する正剛ワールドを、インタビュー形式で著した書籍です。
多読術 松岡正剛
ちくまプリマー新書
本はどんな読み方をしてもいい という言葉に、まずはホッとしました。
本はノートと割り切る、読書は編集である、ノートをつけながら読む・・・とだんだん難しくなってきます。
それでもなお、書かれていることは方法論ではないことが分かります。
残ったのはこの2点
・キーブックを起点に読んでいく大切さ
確かにそうだな~と頷きました。
しかし、その例として挙げられているキーブックに、さくら通りが知らないような本がダーっと続いていて、余りにも大きな差を見せつけられてしまいました。
これだけ読んでいれば、独特の世界観が構築されていくのも無理はないと思います。
”下手な鉄砲、数打ちゃあたる”だけでもない気がしますが。
・ネット検索の問題点
情報=知が手軽に手に入って便利な反面、その知の場所が分からないことが指摘されています。
全体の中での位置づけや、その積みあげまでの流れが見えないので、意味が分からない知になりかねない という警鐘です。
細切れの知識(点)を記憶しても、自身の価値観・世界観(立体)を構築できないという点で、同感します。
高校時代”古典を読みなさい””原書を読みなさい”と説いていたHonda先生の言葉を思い出しました。
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