古香井 (ここうせい)
梅雨の晴れ間に、東京都文京区小石川の「
椿山荘」の庭園を散策することになりました。
都会のど真ん中に、このような風情ある庭園・豊かな自然が残っていることに驚きました。
結婚式場の椿山荘のイメージとは異なる、静かで素朴な庭園でした。
”古香井”という名の井戸からの湧水が小川になっていて、周りにはクレソンが群生しています。
夏の夜、この辺りは生息する蛍が飛び交って幻想的な雰囲気になります。
この湧水は、神田川まで流れているそうです。
三重の塔2011年5月まで
改修工事が行われていた三重の塔。
銅板屋根が葺き替えられて赤い色になっていました。
時の経過とともに、緑青色に変化していくそうです。
元勲 山縣有朋が、椿が群生する椿山に邸宅を築いたことに始まる椿山荘。
かつてはこの三重の塔近くの小高い山から、富士山や筑波山も望めたと言います。
さすがに上り下りを繰り返すと、汗が噴き出します。。。
冠木門(かんきもん)江戸川公園側から庭園への出入口。入るとすぐ、大きな御神木が迎えてくれます。
無茶庵・中庵・木春堂・錦水などの離れが続く庭園は、周りとは別世界の空間です。
都会のオアシスと言ってよい静寂の時が流れていました。
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