2017年7月16日日曜日

修学院離宮

 2017.7.16(日) 修学院離宮を訪れました。
昨日、宮内庁京都御所で予約をして、1時間40分の観覧ツアーに参加しました。

桂離宮が水辺のリゾートだったのに対し、こちらは比叡山の麓、山のリゾートです。
京都市内を見下ろす高低差のある広大な土地に、上・中・下の3つの離宮があります。

離宮と池のある庭園というのは、切っても切れない関係にあるようです。
門を入ってからずっと周囲が目隠しされた垣根の道を上っていくと、急に山の上のお茶室から素晴らしい景色が広がります。

現代のエクシブの離宮シリーズと比べると、ぐっと地味で大人しいわけですが。(比較すること自体に無理がありますね)
美しさというのは、じっと観察していると内から輝き出るものであって、パッと見たものに価値観を訴えてくるものではないのだと感じます。
水の上にかかる橋も瀟洒な作りで、石橋の上に木の橋がかっています。
ここから見える比叡山は、富士山に見立ているそうです。
全ての戸を開けると、360°ぐるりと壁が解放されるお茶室。
茶室と離宮も切れない関係のようですね。
暑い暑い観覧でした。
この階段を降りて入口の門へと向かう時、これだけの広大な高低差のある土地だったということを実感しました。
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