せやし だし巻 京そだち
京都の歴史と生活文化、昭和40年代の日本のくらしを感じながらあっという間に読み終わりました。
原作:小林明子 漫画:ハンジリョオ のこの本は、コミカルなタッチで(漫画ですから)楽しく読めて、特に京都好きにはオススメです。
例えば、
祇園祭のおはやしが聞こえる頃になると”衣がえ”=家屋の衛生清掃が行われるというくだりに、祇園祭が疫病の流行を祓うために行われるようになったという歴史を思い出したりします。ちょど梅雨明けへ向かう季節に家屋を清潔に”衣がえ”をして、涼しく夏を過ごす工夫も”なるほどな~”と感心してしまいす。
京都の言葉”せやし”って、さくら通りは”それで・・・”という意味に聞いてました。筆者あとがきによると、後に肯定が続いてもも否定が続いても良く、それは英語の”you know”にあたるということです。
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