2017年4月30日日曜日

山の辺の道

石上神宮のお守り 御神剱守
 2017.4.30(日)かねてより歩きたいと話していた”山の辺の道”を歩きました。
初夏の強い陽射しの下、JR天理駅~石上神宮内山永久寺跡夜都伎神社竹之内環濠集落~五社神社~念仏寺(燈籠山古墳)~長岳寺~崇神天皇陵~景行天皇陵 と山の辺の道を歩き、そして纏向遺跡を見て、JR纏向駅へと出ました。

まずは石上神宮(いしのかみじんぐう)
突然に現れる、格式の高い神々しい境内です。
なぜか鶏がたくさん放し飼いされています。
里山の麓には田植え前の水田が広がる
 子供の頃、いつも見ていた原風景が広がります。
前方後円墳が多く、里山も新緑が鮮やかです。
れんげ畑
初夏のこの時期は、藤・つつじ・菖蒲・れんげ・ライラック・八重桜・白紫陽花などが色鮮やかに咲いていました。
夜都伎神社 拝殿
道の脇には小さな棚が設けられていて、近くの集落で収穫したばかりの農産物が置いてあります。
夏みかん・八朔・いちご・蕨・きゃら葺・豆・米・きぬさや・筍・・・などなど、100~300円程度のものが多く、品物をとって料金箱にお金を入れます。
途中、いちご農家のガレージでは、いちごパックを並べて朝採りいちごを300円で売っていました。
これを買い求めて夜都伎神社のベンチに座ってつまんだところ、考えられない美味しさ。
味見をしてみるつもりが、あっという間にひとパックを食べてしまいました。 
長岳寺
 天台宗 永岳寺の講堂にある仏様は、それは見事でした。
阿弥陀如来の両脇に弥勒菩薩・観世音菩薩、そして多聞天・増長天。更に右脇の不動明王。
つつじや白紫陽花、紅葉が美しいお寺でした。
五社神社ちかくのお地蔵さん

纏向遺跡
最後に、出雲と伊勢、両方の建築様式がひとところで観られる”纏向遺跡”を訪れてみました。
日本の神話期に両勢力・両文化が一緒になり融合していく過程があったはず と言われていますが、その決定的証拠となる遺跡だけに、特別な思いをもって観ておきたいと思いました。

初夏の陽射しはとても暑く、もう少し歩けば三輪山に到達しますが、この辺で散策を切り上げました。