2016年9月25日日曜日

奈良観光 ~海龍王寺・法華寺・大極殿・唐招提寺

2016.9.25(日) レンタサイクルで平城京跡周辺のお寺と仏像を回りました。

海龍王寺
海龍王寺 国宝 五重小塔
西金堂内に国宝 五重小塔があり、お堂に収められた塔というのも珍しいと思いました。

ご本尊の十一面観音は、鎌倉時代の慶派の手によるものとされています。
長い間、秘仏とされていて護摩の煤を被ることもなかったため、大変きれいな状態で残っていいます。
身につけた精緻な装飾品なども美しく残っており、塗りの色もかなり残っています。

文殊菩薩
像に乗っている文殊菩薩が多い中で、立姿というのは珍しいのではと思います。
全体として頭が小さく小顔、ふっくらとした頬に知的な目をしています。

法華寺
法華寺 本堂
光明皇后宮でもあったお寺で、総国分尼寺。
本堂を始め須弥壇(しゅみだん)は淀君の寄進により建立ということです。
ご本尊は十一面観音、秘仏で直接に見ることは叶いませんでした。

前回、ここを訪れた時は20代の終わり頃、ご本尊が御開帳になっている時だったと思います。
鐘楼脇から本堂前を向かって歩いていると、その時のちょっとしたエピソードを思い出しました。
外は暑くて、本堂に入ると真っ暗、たまたまタクシーの運転手さんが解説しているのを聞いた記憶があります。
今日はお寺さんで用意した音声が流れていました。

法華寺 浴室(からぶろ)
光明皇后が病気の人を救ったと言われる浴室(からぶろ)があります。

帰り際に、綺麗な花に目が留まりました。
後に調べると芙蓉の花でした。

第一次大極殿
平城京 第一次大極殿
復元された第一次大極殿を見に行きました。
大極殿から朱雀門方面を望むと、映画で観る中国皇帝がいた宮廷のようなスケール感です。
国家行事・儀式が行われた前庭で、前日オペラが行われたようで、そのステージが解体作業がおこなわれていました。
スケールの大きい、悠久を感じさせるオペラになったのではないでしょうか。

唐招提寺
唐招提寺
最後に自転車道路を走って唐招提寺へ。
ここも久しぶりに中に入りましたが、伽藍が整っていて金堂・講堂の仏像がどっしりとしています。
鑑真の御廟が立派になったように感じました。