2024年11月8日金曜日

関西への旅1日め 長浜 観音の里

鶏足寺 紅葉すると美しい道

2024.11.08(金)~10(日) 京都の六波羅蜜寺のご本尊 秘仏 十一面観音さまが12年に一度のご開帳になるのに合わせて、京都を中心に関西を巡る旅をしました。
国宝を巡る旅となりました。

2024.11.08(金)
滋賀県長浜市 観音の里 の鶏足寺・石道寺・渡岸寺(向源寺)を巡りました。

己高閣・世代閣~鶏足寺への遊歩道

琵琶湖畔、滋賀県長浜市の観音の里は、古くから集落の人々で守ってきた美しい仏像がたくさん残っている地域です。
そもそも若い頃、この地域を訪れたことから仏像好きが始まりました。

まずは、世代閣(平成元年秋に開館、世代山戸岩寺の薬師如来立像をはじめ多くの仏像仏画や古文書類が収納)を、そして己高閣(昭和38年に建てられ、己高山の寺々の寺宝を納めた滋賀県最初の文化財収蔵庫)で仏様にお参りをして。
その後、廃寺となった鶏足寺へと歩いて向かいました。

オオサンショウウオが生息する小川
とても懐かしい風景です

仏像の写真は撮れないので 地元の力で綺麗にしてきた廃寺の境内と、遊歩道の写真をたくさん撮りました。
紅葉の美しさが有名な地域ですが、まだ急に寒くなったところで、紅葉はこれからという感じです。

鶏足寺は行基が開山、最澄によって再興されたお寺です。
日本に最澄が初めてお茶をもたらしたということで、己高山では今でも「こだかみ茶」と呼ばれうお茶が栽培されています。
ちょうとお茶の白い花がたくさん咲いていました。
お茶の花を初めて目にしました。
石道寺
鶏足寺からの己髙山を越えると、石道寺です。
ここの十一面観音観音さまは微笑んでいて優しいお姿です。
赤い衣の色も鮮やかに残っていて華やかです。

若い頃、レンタサイクルでこの地域を回ったことがありました。
浅井城跡にも自転車で上り、暑くて過酷な旅でした)
その時、この橋の手前に自転車を止めて、素敵な十一面観音さまをお参りしたことを、よく覚えています。
ご住職や檀家がいるわけでもなく、地域の人々で守っていると説明を受け、感銘を受けました。

渡岸寺(向源寺)
渡岸寺(向源寺)本当に美しい国宝の十一面観音さまにお参りしきました。
ここの十一面観音さまを本堂で初めて観たことが、仏像を観るようになるきっかけとなりました。
その美しさは、他にはない秀逸さです。

ハイキングの道中、紅葉の赤いプロペラの中の種が黒くなっていたり、どんぐりが成っていたり、かりんや柿が成っていて、季節は秋へと向かっていることを実感しました。
良く晴れてお日様が眩しい、素敵な一日になりました。