国技館の前 |
五月場所の14日め、大関 稀勢の里 と 横綱 白鵬 の13勝全勝同士の対決が見れるということで期待感いっぱいで国技館に到着しました。
関取たちの土俵入り とても華やか |
驚いたことに、向こう正面 最前列の升席、力士たちの目の前のお席です。
え~こんな近くで見れるなんてスゴイ!
15:45頃~関取たちの土俵入りが始まると、びんつけ油の香りがしてきて、色とりどりの化粧回しを付けた力士たちで会場が華やかなムードに包まれます。
今まで取り組みをしていた力士たちとは身体つきが異なり、一回りも二回りも大きく筋肉質の力士たち。
顔つきもとても厳しくて怖い感じがします。
日馬富士の土俵入り |
立ち合いのぶつかり合いのバチンっ!という大きな音がすると、こちらまで何かが吹っ飛んできそうです。
力士が土俵下まで落ちてくると地響きがします。
中入り後の取り組みでは、”ものいい”がついて行司指し違いで勝敗の判定が覆った取り組みが2回ありました。
そんなに多くはない取り組み数なのに、微妙な取り組みが多かったのでしょうか。
紋付袴姿の審判が土俵上で輪になって話し合いをしている様子は、独特の光景です。
隣の隣の升席 |
4人座れるその升席のひとつがずっと空いていましたが、そこに金キラ帽子のあの男性がやってきて座りました。
そう、オリンピックおじさんです。
オリンピックおじさんが配った紙 |
これで応援してくださいということなのでしょう。
この紙は、全ての取り組みが終わった後、「また明日も使うから」と回収されました(笑)
代わりにイチローの似顔絵を渡されました。
力水を渡す 稀勢の里 |
横綱昇進を目指す大関 稀勢の里と横綱 白鵬の13勝同士の対決です。
花道を通り土俵を前に座る白鵬の姿は、輝きを放っていて、身体から湯気が立つようなオーラが出ています。
稀勢の里 と 白鵬 |
目力強い!なんてものじゃない。
緊迫感がここまで迫ってきて息を呑むようです。
何度かにらみ合い、土俵の角で汗を拭いて、気合いを入れて塩を巻く。
これを繰り返すたび、両者ともにどんどん気合いが高まってきて、身体の周りに気合いが放出されています。
それが汗が飛ぶようにここまで伝わってきます。
場内のわーっという歓声と拍手も高まって、一種異様な雰囲気に包まれています。
結果は白鵬がすくい投げで勝ちました。
間近で見ていると、白鵬が稀勢の里を投げたように見えましたが、どちらが先に土俵に身体が着いたかよく見えませんでした。
その勢いが本当にものすごかったのです。
直後、二力士の表情を見て勝敗が分かりました。
やったぜ!という表情の白鵬、あ~やっちゃった!という表情の稀勢の里。
興奮冷めやらぬまま国技館を後にしました。
今日のこの取り組みをここで観たことは、ずっと忘れないことと思います。
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